「ディズニー版浦島物語」ナビゲイター odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニー版浦島物語
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独立プロの企画でしたが流石にディズニーが目をつけただけのことはありますね。スピルバーグの「未知との遭遇(1977)」や「E.T.(1982)」のフレンドリーな宇宙人ものの流れを受け継ぐ希少な部類の映画です。正確には宇宙人でなく宇宙人の作ったロボットでした、物足りないと思ったのでしょうか星々から集めたサンプルとしてスターウォーズに出てくるようなキモい生き物も華を添えていましたね。ピクサーもまだ無かった時代の割にはCGも良くできていました。オープニングのタイトルバックも円盤に見立てたフリスビーとワンちゃんの好プレー集で退屈させない気遣いは流石です。
行方不明だった人たちが宇宙船から出てくるのは「未知との遭遇」のアイディアでしたが本作の謎も浦島太郎的で相対性理論を持ち出さなくても直感的に理解できて面白い。デビッドが家に電話を掛けにガソリンスタンドに立ち寄るのも「E.T.」のパロディなのでしょうか。お子様向けなのですが童心に帰って気楽に楽しめる良作でした。
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