「娯楽色豊かな、素晴らしい戦争アクションだ。」ナバロンの嵐 瀬戸口仁さんの映画レビュー(感想・評価)
娯楽色豊かな、素晴らしい戦争アクションだ。
英国軍のマロリーとミラーは、ユーゴのパルチザンに潜入したナチスのスパイ殺害、米国特殊部隊のバーンズビー中佐は、橋の破壊を命じられ、一緒になって現地に向かう。
バーンズビー役、ハリソン・フォードは、優れた指導力を発揮するリーダーを好演。爆破の専門家、反抗的な黒人軍曹、彼らの運命を左右した女性ゲリラ戦士など、魅力的なキャラクターが印象深い。
登場人物が多く、次々と裏切りやどんでん返しが続くので、話を理解しきれない人もいるかも。それでも、数々のアクションシーンが満載で、娯楽色に振り切っているため、最後まで楽しんで見ることが出来る。
公開当時、興行的に明らかな失敗で、批評もさんざんだったが、私は決してそうは思わない。スパイの殺害と橋の爆破という、2つの極秘作戦を興味深く描いた、素晴らしい戦争アクションだ。
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