夏の夜は三たび微笑むのレビュー・感想・評価
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18歳になるアンは賢く鼻っ柱も強い少女。結婚して2年になるのに夫...
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18歳になるアンは賢く鼻っ柱も強い少女。結婚して2年になるのに夫のフレデリックは未だ手を出さず処女のままだ。可愛らしさもあるけど、ふさふさとした腋毛がなんとも魅力的。神学校に通う息子は女中ぺでーるに夢中だけど、失敗ばかり。大人の愛というものを知らないからだとフレデリックは言う。
かつての愛人デジレの家に行くと、そこには現在の愛人である軍人マルコムが・・・。決闘になる雰囲気もあったが、愛人争奪の男の争いとは裏腹に、妻たちの結託も感じられる。その中心となる5人が一堂に会し、デジレがエーゲルマンを奪う計画にマルコムの妻が加担する。そして悩める息子と女中への執着を捨て、義母にあたるアンのもとへ・・・
処女であるアンが女中に悩みを打ち明け、男性体験なんかを訊くところも印象的だし、どこから息子への愛があったのかわからなかったけど、息子に若妻を駆け落ちされるエーゲルマン惨めさ悲しさも伝わってくる。一方、決着のついていない男二人がロシアン・ルーレットで対決するのだ。
なんだかすっきりしない終わり方だったけど、幸せな雰囲気は女中とその愛人だけだったかのような、牧歌的な中で愛を交わすのがやっぱり一番なのかも・・・。4組の男女が終息へと向かうが、三たびというのはどのカップルがダメだというんだ・・・。とにかく喜劇なので、安心して見ていられあ。
(ほぼ備忘録)
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