劇場公開日 1995年9月30日

「個性を確立した映画とは思います」ドンファン はむちん2さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0個性を確立した映画とは思います

2023年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

フェイ・ダナウェイ、マーロン・ブランドと出演している豪華な映画なので観ました。あと、ブライアン・アダムスを聴くので「そういや、この映画観てないな」と思い出しました。基本、ジョニー・デップの出てる映画は総じて好き嫌いが大きく分かれると思う。「ギルバート・グレイプ」や「ニック・オブ・タイム」辺りは割と普通の役ではあるが、どんなジャンルでも彼の出演してる映画はほとんど独自の世界がある。ディズニー映画にも通じるファンタジー感があると自分は思っているが、悪く言えば、どこか軽く観ていて感情移入しにくいものがあり、これはもう列記とした個性の確立だと思っている。なかなか、こんな役者さん他にいませんからね。あとは、今後いつ路線が「普通」になるか興味がありますが。

 この映画は彼の路線(型)を決定的にした記念すべき映画かもしれない。

医師役で出ているM.ブランドが唯一まともな役に思え、最後まで観る気持ちをキープしてくれた。F.ダナウェイとベッドでマッタリ話してるシーンは和みました。

 ストーリーの方は過去を回想しながら進んでいくのですが、不思議発見とでも言えばいいのか、単なるプレイ・ボーイの話なのか、人間の奥底に眠る忘れかけた意欲を思い出させる展開なのかな...自分には難解でした(苦笑) この映画も、やっぱり独自の世界ですな。
 愛の貴公子、ドンファンで納得します。

 個人的には欠かさずチェックしたい役者さんではないのだけど「彼の世界を堪能しようかな」と不定期に気が向く、稀な存在の方です。

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はむちん2