デモンズのレビュー・感想・評価
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映画館が舞台のパニックホラー。 子どもの頃に映画館で観た後、外に出...
映画館が舞台のパニックホラー。
子どもの頃に映画館で観た後、外に出た時の安堵感を覚えている。
初めて一人で映画館で観た作品かも知れない。
B級ホラーではあるがゾンビ映画、スプラッタ映画が流行した時代だからこそ日本でも配給できたんだろう。
一瞬でやられる強そうなチンピラが印象的。
途中、女の背中から出てくるデモンズの本体みたいなヤツなんやったん?
デモンズ側と思ってた受付嬢が一緒に怯えてて笑う。
人間を襲う目的とかがまるっきり謎でオチも収集つかない感じ。
また生きてたら40年後くらいに観よう。
80年代のゾンビ映画ブームの一角を担うデモンズシリーズ。実は最初...
80年代のゾンビ映画ブームの一角を担うデモンズシリーズ。実は最初に観たのは映画館でした。それも地元ではなく、ある地方に旅行に行った際に時間があったので「あ、こんな所に映画館があったのか」と立ち寄った感じで・・・まさしくこの作品の設定に似たような状況だったのでのめり込んで観てしまいました。当時はゾンビの知識も殆どなかったためショッキングでしたよ。
テレビでは味わえないほどの爆音とスクリーンの臨場感、そして主人公のシェリルが可愛いので、色鮮やかな衣装に対して不気味なマスクと血みどろの死闘に圧倒された記憶があります。ただ、後半になるにつれバカバカしくて眠くなった記憶も・・・どうしてももう一度観たい!と思ってた頃にテレビでも放映されたので前半部分だけが鮮明に脳内に焼き付いてしまいました。なので、この作品のいいところは前半のみ!不気味な仮面の男や傷ついた顔からウミが噴き出すローズマリー、映画と現実がリンクしていく様子等々です。
覆面試写会と思わせておいて悪魔を蘇らせ、観客に感染させることによってパニックを起こした劇場。二階席から一階へと突き落とす様子や、感染したら友達でもなくなってしまう人間の本質など無情な混乱は見ものだったけど、改めてTV鑑賞するとけっこうつまらない。まぁ、それでも80年代ゾンビ映画(正確には悪魔映画)の代表作。この後、続編やらバチもん続編が次々と発表されているようですが、どこまで鑑賞することが出来るだろうか・・・
『デモンズ'95』の、
ミケーレ・ソアヴィが仮面の男役でカメオ出演していたり、ヘリコプターのくだりなど見所も多いのですが、
イタリアン・ホラーによほど思い入れがないと、
鑑賞は修行になりそう。
思わせぶりなグリーンスーツの受付嬢と、王道のラストシーンはよかったです。
時代的にはこれで良い程度の内容
当時は劇場で観るなんて考えもしなかったが、チープさは否めないものの、野趣豊かな珍種を見つけたような気分になる。
勿論B級作品ではあるが、ボロい映画館セットを使って、色々やってみたのは面白い。デモンズの仮面はパッケージ等で観るとちょっとオシャレに見えるが作中ではそこまでに見えない。
当然、被るとおかしくなるのは当然で、ドタバタと殺しあいが始まってしまいます。
取り立ててエポックメイキングな作品で無いため、お暇な時に御覧くださいって感じでしょうか?
華麗なる、恐怖
イタリアン・ホラーの巨匠、ダリオ・アルジェントが製作を務めた、1985年上映のホラー作品。
数々のイタリアン・ホラーが生み出されてきた中で、ダリオの作品が常に高い評価を得てきた背景には、ホラーとしての要素以上に、細部まで構築し尽くされた構成美の完成度にあると言っても良い。本作も、その華麗な表現と美術、イメージが洪水の如く溢れ出す。
映画館という特殊な、それでいて妖艶な雰囲気漂う舞台で行われる壮絶なサバイバル。そこには確かに、強烈なまでの生々しい表現がつきまとうが、同時に観る者を幻想の世界に誘う色があり、音があり、無駄の無い動きがある。単なるストレス発散目的に観賞する一品にするには、余りに勿体無い魅力がこの作品には宿っている。
現代のCGが作り出す恐怖と比較すると、陳腐なものを感じてしまうかもしれない。鼻で笑ってしまうこともあるかもしれない。しかし、何も考えずに描かれる世界に目を向けて欲しい。貴方が本当に求める恐怖が、世界が、見えてくるはずだ。作り物にしかできないものが。
メッセージは二の次に。映画理論なんかも二の次に。ただ、美しさに溺れる。そんな楽しみ方が出来るホラーって、素敵ではありませんか?
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