デトロイト・ロック・シティのレビュー・感想・評価
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【”お母さん‼KISSのロック・コンサート・チケットにそんなことをしてはイケマセン!”愉快痛快、KISS大好き4人組少年の成長物語。】
ー そりゃあ、カーペンターズを聞こうとLPに針を落としたら、KISSの”Love Gun"が大音量で流れたら、ビックリするよね。
でもさあ、大事な息子ジャムと友人達が組むバンド、”ミステリー””4人分のチケットにあんなことしなくても良いじゃない・・、教育ママだなあ・・。ー
◆感想
・序盤は、ジャムとホーク(エドワード・ファーロング)とトリップとレックスが、神の如く称えるKISSと、KISSの音楽を”悪魔の音楽”と毛嫌いするジャムのママを含めたママ達の攻防がオカシイ。
- 実際に、当時はKISSの音楽は、良識的な人達からは毛嫌いされていたそうで・・。-
・念願のKISSのロック・コンサート・チケットがジャムのママの行いで、無くなってしまい、”ミステリー””達が、必死にチケットを入手しようとする様がおバカだが、オカシイ。
・ジャムはママに寮に入れられるが、他のメンバー達に救い出される。ラジオ番組のKISSのチケットが当たったと思いきや、無効になったり・・。
- ここら辺は、描き方が粗いなあ。-
・メンバー達は、何とか金策に駆け回るが・・。ジャムは好きだった女の子から、告解され男として目覚め、ホークはバーで泥酔した後、色っぽいお姉さんにより男として目覚め、店のお金を取ろうと画策したトリップはひょんなことから、本物の泥棒を退治し・・。
<一発大逆転で、KISSのロック・コンサートに入場できた、ジャムとホーク(エドワード・ファーロング)とトリップとレックス。
そこでは、ジーン・シモンズが常人の2倍はあると言われる長い舌を出しながら、エレキベースを掻き鳴らし、ピーター・クリスが投げたドラムスティックは、見事にママにスティックを一本折られてしまったジャムがキャッチ!
オバカトーンの作品だが、少年たちの仲間を見捨てない結束力、KISS愛を通じて、大人になって行く過程をコミカルに描いた作品である。>
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