劇場公開日 1996年12月21日

「【海底トンネル大爆破、パニックディザスター群像劇。VFXを使っているが、リアル感満載映画。シルヴェスター・スタローンのリーダーシップも凄いし、最悪の状況で人間の本性が出る所もナカナカな作品。】」デイライト NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【海底トンネル大爆破、パニックディザスター群像劇。VFXを使っているが、リアル感満載映画。シルヴェスター・スタローンのリーダーシップも凄いし、最悪の状況で人間の本性が出る所もナカナカな作品。】

2025年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

■ニューヨークの海底トンネルの中で、逃走中の暴走車が大事故を起こしてしまう。それがトンネル内の車に次々と飛び火し、大爆発が発生する。
 トンネルの出口は塞がれ、現場付近に居あわせたタクシー運転手で、元EMS(緊急医療班)のキット・ラトゥーラは取り残された人々を脱出させようと奔走するが、彼がEMS在籍時に起こした出来事で、彼を頼る人、彼を疑う人に別れて行く。

◆感想

・多数のトンネル事故に巻き込まれた登場人物の、事故に至る前の姿が描かれる。売れない脚本家。冷めきった夫婦。護送中の囚人たち。人気スポーツシューズ社の目立ちたがりの社長(ヴィゴ・モーテンセン)

・そこに居合わせたキット・ラトゥーラ(シルヴェスター・スタローン)が、彼らを助けようと、必死に過去の経験値を活かしながら生き残る術を探って行くのである。

・凄いのは、エンドロールではVFXチームの名前が出るのだが、作成年代的に炎の感じや、生存者達がキットの指示で水中を泳いだ後に避難した場所での、身体の震え方が本当に寒そうに見える所である。
 あれ、本当に泳いだんじゃないのかな?

<自分の命を懸けて人々を救った黒人青年を始め、崇高な人が居れば、パニックを煽るオバサンが居たり、臨場感が半端ない作品。
 それにしても、シルヴェスター・スタローンって、ヤッパリ凄い人だなあ、と思った作品である。>

NOBU
PR U-NEXTで本編を観る