チャーリー(1992)のレビュー・感想・評価
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Want to understand me, watch my movies. 若きRDJの演技が光るチャップリンの自伝的映画
チャールズ・チャップリン。実際に映画はあまり観た事がなくても、あの特徴的な髭と帽子とステッキは誰でも知っている超有名コメディアン。そのチャップリンを若き日のロバート・ダウニーJrが見事に演じています。
コメディアンでもどこかしら陰のあったチャップリンに、どこかしら陰のあるRDJがハマってます。いやー、RDJが若い頃天才って言われていたのも納得の演技です。この後酒やドラッグで身を崩しても、「アイアンマン」で復活できたのは確かな演技力のおかげですね。
何故だか出演陣がやたらと豪華です。アンソニー・ホプキンスやダン・エイクロイド等のビックネームはもちろんの事、今ではすっかりたくましい女性のイメージがあるミラ・ジョボビッチ姐さんの17歳当時の若々しさにはビックリ!更に「Xファイル」でモルダーをやる前のディビット・ドゥカヴニーとか!彼の有名なチャップリンの映画なのでチョイ役でも出たかったのかぁっと思われます。
実際にチャップリンの時代ってハリウッドが花開いていってる半面、世界大戦があってたりと正に激動の時代だったんですね。チャップリン自身単なるコメディアンではなく、自分の作品を作り上げる為には生活を省みない完璧主義者だったということが良く描かれていました。何度も結婚、離婚を繰り返したり、途中血液検査で自分の子ではないとわかっても裁判で負けたり、アメリカ国外追放になったりと正しく波乱万丈な人生!
世界一有名な喜劇王でも舞台裏では一人の人間であり、悩み苦しみながら生きてきた人生が最後にアカデミー賞という舞台で、観客の笑い声で報われたシーンは感動を覚えます。これまであまり知らなかったチャップリンですが、これから作品を色々と観てみようと思いました。
やっぱりロバート・ダウニーJrは天才だった。
見事にチャップリンを演じきったローバーとダウニーJrは天才だと思う。かなり若い頃の作品ではあるが確かこの後薬物等で一時身を持ち崩し、最近カムバックしたのが「アイアンマン」「シャーロックホームズ」と聞いたが若い頃に天才ともてはやされ、ちやほやされたのもわかる気がする。喜劇で世界を変えてやると仕事に打ち込み、初恋を忘れられず若い娘と逢瀬を重ね、離婚結婚を繰り返す喜劇王。脚本のプロットもしっかりしています。なんせ脇を固める俳優や女優の豪華な事。ジェラルディン・チャップリン、ダン・エイクロイド、モイラ・ケリー、アンソニー・ホプキンス、ケビン・クライン、ダイアン・レイン、マリサ・トメイ、ペネロープ・アン・ミラー、ミラ・ジョボビッチそうそうたる顔ぶれ。特に初恋の相手と晩年の妻を演じたモイラ;ケリー、相変わらずの重厚感を醸し出すアンソニーホプキンス、16歳の妖艶な女優の卵を演じるミラ・ジョボビッチ等一見の価値ありです。映画を見てゆくとだんだんロバートダウニーJr演じるチャップリンに違和感を感じなくなってしまいます。まさに喜劇王を演じきったといえます。晩年のメイクは残念ですがすばらしい作品です。必見。
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