「アラサー女子の心模様」太陽はひとりぼっち SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
アラサー女子の心模様
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当時のイタリアの、たぶん中流階級のアラサー女子の暮らしとその心のうちをスケッチした作品。
「(アフリカの人々は)幸福を求めずにただ自然のままに生きてる。」
「愛し合う必要もないかも。」
自分と当たり前のように結婚しようとする男。軽い男。株式投資に夢中な人々。娘に無関心な母。近代的な集合住宅群、工事中の現場の貯水槽。核開発競争の不穏なニュース。
目の前の生活に困っているわけではなく、小綺麗に暮らしてもいるのだが、虚しい…。閉塞感…。当時のイタリア社会の雰囲気でもあるのかな。
アラン・ドロンは当時27才、主演のモニカ・ビッティは31才。この邦題と配役でなかったら、観ていなかったな…。
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