「理屈抜きの面白さと、理屈抜きの感動」タイタニック madamdamさんの映画レビュー(感想・評価)
理屈抜きの面白さと、理屈抜きの感動
きっと一生見ることがないだろうと思っていたタイタニックをとうとう見ました!
いや…ずいぶん思ってたのと違ってたね…第一に有名な場面があるじゃないですか?あの船の先に2人で手を広げるやつ、、、あそこでセリーヌ・ディオンの音楽が流れると思ったら流れなかった。
それと、お嬢様が結構な行動派‼️死んでも、ただでは起きないみたいな…いや、いや、いや、いやいや、絶対に死にませんみたいな鋼の体力‼️
それと、げに恐ろしきは 男の嫉妬…ガーン
それと、レオナルドディカプリオがまだまだ綺麗な頃でよかったね。もうそれが1番ノキメテ❗️あれが、もう少し膨らんでたら全然物語が違ってたおもう!🤣
1ミリもあの婚約者男性にかわいそうなんて思わなかったもん!🤣 冒頭で婚約者に自殺される位なことをしてるわけだよね…この人は…まぁちょっと気の毒な部分があるにしても…でも、あの武闘派の執事もびっくりの執着心には驚いた❗️
でも、全体的にはとても楽しめたと思う。死体が海に漂ってたのはちょっと怖かったけどね。ま人間ドラマもあるあるにはあった!
あの楽団の人っていうのは…私たちも(たかだか高校の吹奏楽部です)実はああいうところで合奏したことがあるんだけど、ほんとみんな聞いてないのよね…そんで持ってこういうとこで演奏したくないなぁって,,そう思ったことを思い出したわ。素人の私たちでさえそう思ってしまうんだからプロの人だったらもっと屈辱的な職業だったかもね。職業的な音楽家って言うのかな。ああいうところで演奏する人たち……だけど、自分の仕事を全うしたと言うわけではないと思う!
あの演奏家さん達は、普段は聞き流されるような音楽をあえて目立たないように演奏している黒子みたいな存在なのよね。だけど最後の最後…あの1曲だけは自分たちのために演奏したのよね。自分たちと船長さんのために…そう考えたら、あのあそこの部分でパートリーダーの人に低音担当の人が「あなたと演奏できてよかった」と言うセリフは、やっぱり重要なものだったんだよね。あの人たちにとっては。大勢の前で拍手喝采でみんなが自分を見ているようなそういう音楽家ではない人たち…まぁ豪華客船に招かれるわけだから、それなりの実力あったにしても、聞き流されるべき音楽を奏でる人…豪華客船の中にお客によっ階層があるのと一緒で、音楽家にもある。
多分、自分があの大学の何かイベントに呼ばれた時だったのかなあ。あの時の演奏会がなかったら、このことには気づいてなかったと思う
しかし、あのお嬢様の斧でぶった切るシーンは面白かったわ!🤣
なんだかんだで泣いたり笑ったり面白い映画でした!
そして最後は感動…この物語は階級の物語でもあると思うんだけど、迫りくる死を前にしたら、階級や貧富の差なんて覆ってしまうんですね。まるでそれはタイタニックの船のように。1人寂しく離れたところで、塩を迎える船長さんその船長さんにも聞こえるであろう。楽団の人たちの演奏。あの楽団の人たちも演奏家にしてみたら、下流の人だったのかもしれない。でも、あの一瞬だけは芸術と言う最上のところに身を置いた奏者だったんだよね。あの人たちは、自分たちとずいぶん立場の違う船長さんへのレクイエムを奏でたんだ。
一見軽薄に見えるディカプリオも、自分よりローズの命を尊重して愛するもののために死んでいった。それのどこが火遊びなんだ。火遊びの結果なんだろう?これ以上の純愛と言うのはないではないか⁉️
この映画は娯楽策として最上級のものであると、同時に人間ドラマとしても同じような価値があると私は思っている!