「冷静に考えてみて」タイタニック はらまきさんの映画レビュー(感想・評価)
冷静に考えてみて
あくまでもネタ半分ですが、アンチ的な事を書くので、申し訳ないです(^^;
タイタニックは、「世間では名作と呼ばれているが、僕は興ざめした映画」第1位です(^^;
以下ネタバレ含むみます。
ディカプリオ演じるジャックは好きなんですが、ヒロインのローズの馬鹿女っぷりにとにかくイライラ。
とにかくフラストレーションが溜まる映画というか。。。
そう思う場面はいくつかありますが、
その最たる場面は、ジャックとキャルがローズを避難ボートに乗せて降ろす最中に、ローズがタイタニック号に飛び移って戻った事。
はっきり言います。
「お前が戻って来なければ、ラストシーンでジャックは自分が板に乗れたぞ?」
戻ってからラストまでの最中に、ローズがジャックを救う場面があれば、
「あの時ローズが戻ってなければ、この場面の段階でジャックは死んでた」ってなる事で、
「戻って来て良かった」と思えるのだけど、
実際は戻ってからローズはひたすら足手まとい、お荷物。
ひたすらジャックが守り続ける図式だけの一辺倒。
ラストの板も、ローズが居るから譲るハメになったわけで、ローズが居なければ自分が乗れた。
ちなみにキャルとジャックがローズをボートに乗せる場面。
僕は男たちの「男の責任」を感じた。
正確には覚えてないが、
ローズ「ジャック、貴方をおいてはいけないわ」
キャル「大丈夫、彼の乗るボートはあっちに確保してあるから」
ジャック「そうなんだよ、俺のはあるから心配するな」
的な会話があったかと思う。
いがみ合ってどんなに大嫌いな相手でも、共通する愛する女性を守るために刀を鞘に納め、
クチグラを合わせて共同した事に、「この男たちかっこいいぜ!」と思った。
もしかしたらこの映画の中で最も感動しかけた場面だったかもしれない。
ところが男たちのその「ザ・漢!」を台無しにするローズのカムバック!!
なにしとんねん!この馬鹿女!!
そして回想シーンが終わり、それを語っている老ローズ
なんか美談のように語ってましたが、
いや・・・あんたがジャック殺したんだぞ?気づいてないのか?
あんたが大人しくボートに乗ってれば、逞しいジャックは自分だけなら生き延びれたぞ?
あんたというお荷物のせいでジャックは死んだんだぞ?
そしてよくよく考えたら美談どころか、
「私は金持ちに求婚され、男前には出逢った日から命がけで守られた。若い頃はモテモテでブイブイ言わせてたぜ」
って自慢武勇伝でしかないと解釈すると、そうとしか思えなくなってしまった(^^;
そして孫娘。
ジャックとの1度きりの契りで身もごった子供のさらに子供で・・・ならまだ感動もある。
ターミネーターで、ジョン・コナーがカイルの息子だったように。
しかし実際は、「いや、この子は別の男と作りました」かよ!!!!
私は「自分でもわからないくらいバカになる恋ってあるよね!」みたいな映画として観たので、「ジャックかっけー」「お婆ちゃんのローズがちゃんと幸せでジャックも良かったね」としか思いませんでした笑
映画の見方によって感想が変わるのって面白いですよね!
ジャックが死んだのは結果論でありローズがボートから降りたのはローズが船から飛び降り降りようとした時にジャックが言った「君が飛ぶなら僕も飛ぶ」と言ったようにローズもジャックと運命を共にする覚悟があったのだと感じました