大地震(1974)のレビュー・感想・評価
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映画も崩壊‼️
ロサンゼルスがマグニチュード8以上の大地震によって、大崩壊してしまうディザスター大作‼️映画は前半が登場人物たちの人間ドラマに当てられ、後半が未曾有のカタストロフ描写となってます‼️後半はミニチュアと実物をうまく編集したカタストロフ描写が見事で、画面がグラグラ揺れ、ロサンゼルスが大壊滅、高層ビルが炎上、崩壊し、ビル街全体が総崩れ、高速道路も倒壊、人々は生き埋めになり、さらにはダムまで決壊しての大洪水となる‼️凄まじい迫力‼️ディザスター映画としては良く出来てるのかもしれませんが、肝心の人間ドラマがまったくダメ‼️一人一人のキャラクターが必要性が希薄だったり、いい加減で中途半端な印象を受けました‼️バイクの曲芸乗りの二人組はバイクの腕前を活かした見せ場があるのかと思いきやまったく無し‼️一人の妹に相棒が片想いしてるらしいけど、妹はジョージ・ケネディの警官と良い雰囲気になったりして、思わせぶりもイイとこ‼️スーパーの店員は州兵となり気狂いとなって銃を乱射、女性を襲ったりする‼️災害時の理性を失った人間の恐ろしさを描きたかったのかもしれませんが、キャラ描写が深掘りされてないのでわけ分からん突発的な印象を受ける‼️大地震の前兆を察知する学者たちもイマイチ存在感がない‼️そしてメインキャストの三人‼️建設会社の副社長スチュワートと、険悪な仲の妻レミー、スチュワートと不倫関係にあるデニースの三角関係‼️普通はレミーに同情するのかもしれませんが、エヴァ・ガードナーが演じるこのレミーがものすごく嫌なオバサン‼️スチュワートに酷い悪態ばかりついてる印象‼️そんな妻に嫌気がさし、デニースに癒されるチャールトン・ヘストンのスチュワートもイマイチ魅力不足‼️そしてシングルマザーであるジュヌビエーブ・ビジョルドのデニースは健気な感じが出てて魅力的‼️そしてラスト、洪水が迫る中、流されたレミーを助けようとスチュワートが水へ飛び込む‼️ここからレミーを助け、レミーと仲直りするのか、助けられたレミーがスチュワートとデニースの仲を認めるのか、どちらかの展開かと思っていたら、流された二人はアッサリ死亡しジ・エンド‼️そんなバカな‼️しかも淡々とした演出でジ・エンド‼️死なないだろ、スチュワートを必要としてるデニースを残して‼️死ぬなら死ぬで、もうちょっとドラマチックな演出するだろ、フツーは‼️しかも私的にメッチャ嫌な女のレミーを助けようとして死ぬなんて‼️チャールトン・ヘストン間抜けだぜ‼️可哀想なジュヌビエーブ‼️観る者はガッカリだと思います‼️やはりこういう点でしょうね、世評が「ポセイドン・アドベンチャー」や「タワーリング・インフェルノ」より圧倒的に低い理由は‼️
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