「【大富豪兄弟の非人情過ぎる賭けが齎した、騙された側の悲喜劇と、騙した側の没落する姿をシニカルに描いた作品。】」大逆転(1983) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【大富豪兄弟の非人情過ぎる賭けが齎した、騙された側の悲喜劇と、騙した側の没落する姿をシニカルに描いた作品。】
■大富豪のデューク兄弟が「人格形成に重要なのは環境か、素養か」の賭けをする。
その犠牲になったのは、ハーバード大学出身のエリート・ウィンソープ(ダン・エイクロイド)と貧しい黒人・バレンタイン(エディ・マーフィ)。
兄弟の罠にはめられ、何も知らないふたりの立場は入れ替わり…。
◆感想
・大富豪兄弟の悪趣味すぎる賭けの過程と、顛末をシニカルすぎるトーンで描いた作品。
・併せて、株式市場で、自ら汗をかかずに、金儲けに奔走する愚かしき人々の姿を揶揄するように描いた作品である。
<今作は、映画出演2作目のエディ・マーフィのキレ味抜群のマシンガントークが売りだったのであろうが、作品構成の悪趣味が過ぎて、余り好みではなかったかな・・。
矢張り、人間は額に汗して働かないとね!>
コメントする