「敵が革命家」ダーティハリー3 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
敵が革命家
クリックして本文を読む
クライマックスは革命家の若者とキャラハンがアルカトラズ島で対決するという非常にテンションの上がる場面で、とても面白かった。市長がすぐ近くにいるのにお構いなしにバズーカをぶっ放すところが最高だった。
ただ、革命家たちのキャラの掘り下げがほぼないに等しく、彼らの人間性も追及してほしかった。革命家のドラマが好きなので物足りなかった。しかしそれを言えば、前作の白バイ隊も大して掘り下げていなかったので、このシリーズはそういった方針なのかもしれない。
その反面、売春宿ではせっせとおばさんがキスマーク付きのDMを作っている描写などやたらと丁寧だった。
新人の女刑事と組まされて最初は嫌々だったのが、次第にお互いを認め合っていくところが感動的だった。彼女が撃たれて死んでしまうのは悲しかった。
キャラハンのヤクザや上司に脅されても一切動じない感じがやはりとてもかっこよかった。男としてほれぼれする。
コメントする