「ゾンビらしくないゾンビ系映画か?」ゾンゲリア ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)
ゾンビらしくないゾンビ系映画か?
死者が甦るが、ロメロゾンビとは全く違う。
この時代の有名な "グロ・ホラー・シーン" がこの映画にあって懐かしい。〇〇のまんま火を付ける、患者の目ん玉に〇〇を刺す、生きた人間に〇〇を管で通す等など。
この日本語タイトル『ゾンゲリア』(1980)は『サンゲリア』(1979)からパロっていると思う。どちらも日本が付けた邦題タイトルで、『サンゲリア』のイタリア版原題は『ZOMBI 2』で『ゾンゲリア』の原題は『Dead & Buried』。ちなみに「サングリア」はスペインやポルトガルでよく飲まれているフレーバードワインの一種で『CLIMAX クライマックス』(2018)の主役。
ダン・オバノンが脚色に関わっているこの作品の別のフライヤーはとてもシュールで、人の顔が大地から出た、何とも言えない世界観を出している。内容はB級映画っぽく始まるが、話しが進むに連れてミステリーっぽくなって主人公の警察官の謎解きになる。
そう言えば「何処かで見たなぁ この女優、絶対に見たけど?」の警察官の妻ジャネット役のメロディ・アンダーソンは、1980年の映画『フラッシュ・ゴードン』のヒロインのデールだと後で判った。
原題『Dead & Buried』(デッド・アンド・ベアリド)は「死と埋葬」と言う意味。
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