底抜け一等兵

劇場公開日:

解説

ジョージ・ベイカーの軍隊漫画“可哀そうな二等兵”をもとにして、「底抜け楽じゃないデス」のジェリー・ルイスが主演した18本目の喜劇映画。監督は「偽将軍」のジョージ・マーシャル。エドモンド・ベロインとネイト・モナスターが原作漫画をシナリオ化し、撮影監督は「十戒(1957)」のロイヤル・グリグスが担当した。音楽はウォルター・シャーフ。主題歌ロバート・ライト、ジョージ・フォレスト作詞・作曲の『おなじことよ』と、チャールズ・オカラン、ダドリー・ブルックス、F・E・ミラーによる『なぜ払う』を、リリアン・モンテヴェッチが歌っている。他の出演者は「地獄の翼」のフィリス・カーク、「絹の靴下」のピーター・ローレ、デヴィッド・ウェイン、リリアン・モンテヴェッチ、ジーン・エバンン、ジョー・マンテル等。製作ハル・B・ウォリス。

1957年製作/アメリカ
原題または英題:The Sad Sack
配給:パラマウント映画
劇場公開日:1958年11月29日

ストーリー

召集されてくる新兵を立派な兵隊にたたきあげるため、テネシー州カルフーン兵営のバンダーリップ将軍は、精神医学専攻の婦人士官シェルトン少佐(フィリス・カーク)にその仕事を担当させた。モデル・ケースとしてメレディス・ビクスビー二等兵(ジェリー・ルイス)が選ばれ、タフなドーラン伍長が直接指導に命じられた。ところが少々頭の働きが足りないビクスビーの教育を口実に、伍長は相棒のウェナスロスキー一等兵と共に彼をつれて毎晩外出し、女の子と遊び歩くばかり。ナイトクラブの喧嘩でMPにつかまりそうになり、腕章を盗んでニセMPになったビクスビーの機転で助かったが、酔っ払った2人を乗せたビクスビー運転の車は婦人士官宿舎に入りこみ、大騒動をひき起した。これを心よく思わぬプリー軍曹によって3人はモロッコ派遣軍から除外されようとした。しかし伍長を恋するシェルトン少佐がそれを救ってくれた。砂漠のまん中の、モロッコ駐屯地に出かけても、3人組の女の子さがしはやまなかった。つれの2人にはぐれたビクスビーは、酒場"ピンクのラクダ"でジタ(リリアン・モンテヴェッチ)という女歌手に会い、彼女を恋した。伍長が彼の身を思って、ジタが悪い女だと中傷したことから、ビクスビーは行方をくらまし、アラビア・ゲリラ隊に捕えられた。米軍から盗んだ大砲を組立させようとビクスビーをせめるゲリラ隊の本拠を、ジタの知らせでドーラン伍長とウェナスロスキーは急襲し、大手柄をたてた。3人組はフランス外国人部隊の将軍から勲章とキスを貰って大喜びである。伍長だけには、別にシェルトン婦人大佐のキスが待っていた。ジタからは、ビクスビーを待つとのうれしい伝言があった。

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