劇場公開日 1970年12月26日

「第二次大戦の戦争アクション娯楽映画の体裁をとりながら、じつはベトナム戦争の虚しさを批判しているのではないだろうか?」戦略大作戦 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5第二次大戦の戦争アクション娯楽映画の体裁をとりながら、じつはベトナム戦争の虚しさを批判しているのではないだろうか?

2019年5月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

痛快戦争アクション映画!のはずが、冗長に過ぎて痛快にまで至らない
中盤は眠気を誘う
もっともっと面白くできたはずなのにととても残念
本物のタイガー重戦車3台の出演に免じて星半個オマケ

大して出来が良い映画でもないのにも関わらず、わりかし有名なのは何故だろう?

このはぐれ兵隊達のやさぐれ感が公開当時のベトナム戦争の厭戦気分にはまったのだろう

劇中にかかる主題歌は70年代初期のお気楽ポップスだ
これも第二次大戦の戦争アクション娯楽映画の体裁をとりながら、じつはベトナム戦争の虚しさを批判しているのではないだろうか?
それを表現したかったという意図を感じる

そう考えるとこの映画の延長線上の遥か先には地獄の黙示録に繋がっていくその最初の出発点になるのかも知れない
そのようにも受け取れる余地があることが本作の意義かも知れない

あき240