セントラル・ステーション
劇場公開日 1999年2月6日
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手紙が相手に届くかは運次第-郵便事情の悪い都市リオデジャネイロ、嘘つき代筆屋のドーラと母を亡し独りになった9才の少年ジョズエのロードムービー。元教師のドーラがどのように生きてきたのか、それをエピソード毎に考えると物語に深みが出てきます。
もっと注目されてほしいと思った…心に火が灯るような良作かな…。
代筆屋ドーラは、職場のセントラル駅前の交通事故で母親を亡くした少年ジョズエを家に連れ帰る。ドーラは最初はジョズエを売り飛ばそうとしたりもする。気を取り直してジョズエを取り戻して一緒に彼の父親を探す旅に出るのだが、はぐれたり、無一文になったり、父親は引越し済みだったり、その旅は山あり谷ありの大困難が待ち受けているのだった。果たしてジョズエは父親に会えるのか?旅を通じて2人の関係性もいろいろ移ろっていく。人情の機微をとても豊かに描いた、面白くて、とてもいい映画でした。
フェルナンダモンテネグロ扮するドーラテシエラは、駅ビルで手紙の代筆業をやっていた。しかし、後で考えて本当に送るか否か決めていた。代筆業って事は字が書けない人の発言を書く訳だが、ブラジルにはそんな商売が成り立つほど字が書けない人が多いと言う事だろうな。ドーラは客で来た母親を亡くした男の子を家に連れて来た。だけどいちいち気を使っていたら身が持たないよね。
ブラジル映画自体あまりみた記憶がないが、街並みや風景からして楽しめる。代筆業なんてのも初めて知った。主人公もわかりやすい善人ではない。自らが代筆して託された手紙を破り捨てたりする。心に暗い部分を抱えながら生きてきた初老の女性。代筆の関わりで、とある少年と知り合いになり、父探しに同行することに。徐々に2人が心を通わせ、ラストの別れの涙が、ほんのり心に訴える。
ブラジルを舞台にし、代筆業を営む初老の女性と、幼くして母を亡くした少年の交流を描く。始めはブラジルの実情が日本と大きく異なる事に驚く。途中主人公の悪っぷりに呆れ笑い、最後は上手くまとまります。登場人物が皆ちょっとあれなので、見ていて気分がいい映画では無いが、最後まで見れば…
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