17 セブンティーンのレビュー・感想・評価
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何を描きたいのかよく分からない映画
東欧からの移民が主人公ということで、人種差別の葛藤と克服による成長が描かれる映画かと思い鑑賞。しかしそれは部分的な要素だった。
『映画.com』の紹介文によると、「少年期のイノセンスとの訣別を描いた青春映画」がテーマらしい。しかし自分には何が描きたい映画なのかよく分からなかった。人気DJビリーとの交流も、学校での差別も、彼女との恋愛も、主人公親子の帰化の問題も、全て中途半端な印象。だから何なんだと言いたくなる展開が終始続く。
移民の設定も意味が無い気がしたが、どうやら脚本家の自伝的な内容らしい。そのため色んなものを詰め込み過ぎて、余計によく分からなくなっているんじゃないだろうか。
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17歳
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ブラッド・レンフロはデビューから約10年で亡くなったけど、生きていたらまだまだ働き盛りの42歳。
どんな俳優さんになっていたんだろうと想像する。
ハンガリー難民として渡米。
父親は母国では博士。
アメリカの市民権取得のため、父親は工場で働き、安くないカーチィの学費を工面している。
母親は難民キャンプで亡くなった、という設定。
原題はTelling Lies in Americaだが、タイトル通り平気で見栄を張り嘘を付くカーチィ。
theの発音が出来ないことがコンプレックス。
でもそんなカーチィの嘘も気にせずアシスタントとして雇うビリー。
そんなビリーも犯罪すれすれのことをしていて警察に目をつけられているとわかるのは後の話。
大人の一歩手前の17歳。
一般家庭とは少し違うが、恋愛や友情、いろいろ経験して大人になっていく。
派手さはないが、アメリカの古き良き時代の音楽も楽しめる、良い作品だと思った。
DVD化すらされていない幻の青春映画
見栄張る少年
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