「テンポは時速50マイル以上」スピード odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
テンポは時速50マイル以上
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観る前は路線バスに爆弾なんてスケール小さい、なぜわざわざバス?と思っていたが速度検出爆弾のプロットありき、列車ものでは既出なのでバスになったのかしら、さすがにバスだけでは物足りないと思ったのか前菜に高層ビルのエレベーター爆破、デザートに列車暴走まで付け足してくれました。バスジャンプはロケハン中に工事中のハイウェイを見て脚本に追加したらしい、低予算でCGをあまり使えなかったのか実際のバスをスタントマンが30m跳ばしたらしい、エレベータや列車はミニチュア合成、上出来です。マスコミ敵視はダイハード譲りかと思いきやロケ車をうまく使う伏線とは騙された。オープニングタイトルだけはやたらスローで焦らされましたが始まってからはまさにスピードに乗った展開に圧倒されました。キアヌはジムに通い筋トレ、サンドラは大型免許を取得したという気合の入りよう、若い頃だからコンビネーションもフレッシュでいいですね。この手のサスペンスは悪役次第、狡猾、卑劣、手の内お見通しの凄さ、それもその筈、元は同じ警察官でしかも爆弾処理の専門家、最強、クレージーな犯人をベテランのデニスホッパーが見事に演じています。
初見の時は息つく間もない展開で気にならなっかたのですが観なおしてみると、ビルの事件で犯人自爆扱いで一件落着?、鑑識が調べれば逃走は見抜けた筈、現金受け取りに顔の割れている犯人、まして元警官がのこのこ出てきますかね?、走っている最中に電車の運転手をいきなり殺すのは錯乱?、細かい疑問は湧きますがヤン・デ・ボン初監督、上出来でしょう。
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