スカートをはいた中尉さん

劇場公開日:

解説

製作は「一獲千金を夢見る男」のバディ・アドラー、監督は「奥様は芳紀17才」のフランク・タシュリン。音楽は「帰らざる河」のシリル・J・モックリッジ、撮影は「たくましき男たち」のレオ・トーヴァー。「七年目の浮気」ノアルバート・ビーチの書きおろし脚本をフランク・タシュリンと共同脚本。主演は「七年目の浮気」のトム・イーウェル、ブロードウェイのミュウジカルからフォックス入りしたシェリー・ノース、「悪の花園」のリタ・モレノ、リック・ジェーソン。

1956年製作/アメリカ
原題または英題:The Lieutenant Wore Skirts
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1956年5月26日

ストーリー

カリフォルニアのビヴァリイ・ヒル。ここは映画俳優たちが住んでいる有名な住宅地。この一廓にテレビの脚本家グレゴリィ・ホイットコム(トム・イーウェル)が愛妻ケイティ(シェリー・ノース)とくらしていた。グレゴリィは今度の戦争で殊勲をたてた英雄であるこの彼がふたたび召集されることになる。それをグレゴリィの脚本周旋屋ヘンリィ・ギャクストン(レス・トレメイン)から知ったケイティは自分も航空隊所属婦人部隊に再志願する。ところがグレゴリィの方は体格検査で膝が悪いとはねられ、ケイティの方は見事合格し、中尉となってハワイ基地勤務となる。グレゴリィは百方手を尽くしてケイティ奪還運動をしたが、失敗し、やむなくケイティのあとを追ってハワイへ出かけて行く。グレゴリィはホノルル基地でケイティに会い、一緒に生活しようとしたが、世間態を気にするケイティは同意しない。以前からケイティのシリを追っかけているスローン大尉がケイティにまつわりついている始末だ。グレゴリィはますます心をいらいらさせる。ついに彼は一計を案じ、ストリップ・ガールを雇って海辺に小屋をたて、料理を作らせ、わざわざケイティを引っぱってきて、それを見せたのであるこの策略は成功し、彼女は忽ち家を借りて彼と一緒に暮らすことに同意する。或日、ヘンリイが新妻サンドラ(リタ・モレノ)をつれて新婚旅行にやってくる。サンドラはグレゴリィがハワイへやってくる前に彼を誘惑しようとした女であった。グレゴリィは隊内に家を借りて、ケイティと一緒になるが妻が勤めに出て彼が1日中女房役をやらされるのがたえられなくなり、何とかしてケイティを除隊させる方法はないものかとヘンリィに相談する。すると彼は彼女が精神異常なら除隊できると云う。色々な手段でグレゴリィはケイティを精神病と思いこませようとするが、かえってバレて、ケイティはお冠をまげてしまう。おまけに彼女は今度はドイツへ転勤になるという始末。切っ端つまったグレゴリィはもう1度身体検査をうけ悪かった膝がなんでもないということで航空隊に入れることになる。ケイティは出発前の再検査により妊娠とわかり除隊帰国ときまる。勇んだグレゴリィが飛行場にかけつけ出発間際のケイティに赤ん坊が出来たことを知らせたとたんに膝がふたたび挫けて、彼も帰国となる。

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