「人間としての尊厳さえ無視されることは極めて現代的なメッセージ」ジョニーは戦場へ行った ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
人間としての尊厳さえ無視されることは極めて現代的なメッセージ
ずっと観たかった映画でした。
かなりの途中まで気が付かなかったのですが、ジョニーが負傷後の現実世界は全てモノクロで、ジョニーの回想と回顧と妄想と死者との対話は全てカラーで表現されていることが、物語性に深みを与えていると思いました。
恋人役のキャシー・フィールズが可憐で良いです。その父親役の俳優も雰囲気があって良かったな。名前が分からないけれど。
ジョニーの父親役のジェイソン・ロバーズも善き。
物語のキーパーソンとなる親切な看護婦役の俳優もとても良かった。この人も名前が分からないけれど。
ジョニーに意識があり、意志疎通ができることが明確になっても、それは軍によって闇に葬られ、人間としての尊厳さえ無視されることは、極めて現代的なメッセージに思えました。
原作は、1939年に発表されているのですね。
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