ショーガールのレビュー・感想・評価
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裏切り
文字通り突き落としておきながら咎められない、他人を貶めて生きながらえる。良心を司るルームメイトが酷い目にあったり、親身になってくれた友人が普通に退場したり、こちらを混乱してくる。実力主義だとか因果応報的な説教をするつもりはないのだろう。マウントし合う中で上に立っていけるかが全て?終盤に明かされる主人公の過去。その挙げ句、男前に立ち去ろうとするのか?主人公に心を寄せようとする観客の心をトコトン突きはなし、ラストに中指立てさせようとする変わった映画である。どこまでが監督の狙いか…
急に踊れたり、リアリティを求めた作品ではないが、ショービジネスに対してリスペクトは感じられない。ここまで脱ぎ散らかしながらも、全くエロスを感じない。レイプシーンの酷さは完全にアウトで、プールでのセックスシーンは歴史的失笑。
つまらなかった
・トップレスのショーがラスベガスでは当たり前で、そこに出演している踊り手たちが娼婦としてもパワハラされながら働いているっていう事実は興味深かった。
・ショーも同じ演出みたいだったし観ている人達は面白いんだろうかと思った。
・キャラクターの破綻が凄すぎて、途中から観てられなかった。主人公が娼婦に対して強い嫌悪感を持っているのが親がとかだろうなと思ったけど、ストリップで堂々と全裸になったりすることには躊躇ないのかなとか何とも感情移入しづらいことが多かった。最初にいた小さな小屋のストリップ小屋?のオーナーが酷いおっさんなのかと思ったらいい人っぽい感じになったりしてわけわかんなかった。終始一貫していたように思えたのは最初の小屋で太った中年の女性くらいか。
・主人公の事が好きだって言ってた黒人が普通に別の女とセックスしてて子供つくってっていうのが非常に混乱した。
・最初に仲良くなった黒人の女性がラストで初登場の憧れの歌手からレイプされた後、主人公がそれをやり返すのがクライマックスになっていてさらに混乱した。レイプの動機も意味不明だった。
・舞台と楽屋との間にある階段でトップを突き落とした後、自分もやったからわかると主人公をあっさり許したのがわけわからなかった。
・ベルサーチをベルセイスだったか読み違えて苦笑されていたのは面白かった。
・トップレスのシーンが多くてそういった意味で唯一無二の映画だと思った。
私は嫌いじゃない
そりゃ男嫌いにもなるわ!!!
と思う主人公の経歴に驚きましたが、それ以外にも女の世界が描かれており良かった。
それに、やっぱり分かり合えるのは最終的には同性なのかなぁとも思わせる映画。
主人公はベガスでダンサーを目指してのし上がる素晴らしい強い信念の持ち主。
あそこまで筋が通っていたら合格ですね。
この映画、私は撮影するの大変だったろうにと思います。
トップレスシーンだけでなく、ダンスだってキレキレでショーガール達は皆とても美しい。
ダンサーって売れるの大変だろうし、この映画で採用されて踊るのも、映画の中のショーガールたちと重ねてしまう。
撮影する方もされる方も多分ご苦労されただろうと案じて★3.5
クリスタルの引き際が個人的には感動しました。
人は人を許さざるをえないんだろうなぁ…
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