「もう少しサスペンスを頑張って欲しかった。」将軍たちの夜 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
もう少しサスペンスを頑張って欲しかった。
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第二次世界大戦最中のワルシャワで起こった娼婦虐殺事件の顛末を描く物語。
サスペンスとして鑑賞し始めましたが、カテゴライズに迷う内容の作品でした。
虐殺事件に始まり、伍長の恋に移り、ヒトラー暗殺計画に飛び、また虐殺事件に戻ります。
テーマが散逸する映画は余り好きではありませんが、「ヒトラー暗殺計画」という歴史的事件が描かれていることで、このことに関しての不満は余り感じませんでした。
ただ、それでも「サスペンス」としての完成度には疑問を呈します。濡れ衣を着せられた伍長の証言だけで逮捕出来るわけもなく、オチとしては「雑過ぎる」「薄すぎる」ように感じられます。
伍長の証言から、何かしらの証拠や証言に結び付けられたら良かったのでしょうが、そのアイデアはありませんでした。
製作者が描きたかったのは、「サスペンス」ではなかったのでしょうね。
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