「人妻の魅力も よくわかっていたイタリア」終着駅 jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
人妻の魅力も よくわかっていたイタリア
人間は 社会的規範の下で生きており
愛のほかに、しがらみや責任もある
社会の歯車の一部であり
歯車が進むと(列車はその象徴だろうか… )
大人の恋は終わるのである
茫然とする ジョバンニ
イタリアは オペラの国であり、ナンパの国でもある
恋愛トラブルにも 慣れているのかも知れない
署長の判断は 大人の対応であり、監督や脚本家の考察も鋭いし、演出も上手い
やはり、スタッフがオールアメリカンでは
こうは いかなかっただろう
ジョバンニ役の クリフトが、半分イタリアの血が入っている様には見えないのだが、極端に振れそうな 危うい魅力もあり、男女の攻防を盛り上げる
そして 人妻ジョーンズの ふくいくたる魅力
その「母性」にも ジョバンニが(男性達が)惹かれるのが、よくわかる
彼女を見つけた彼が 子犬のように走り出し、列車に轢かれそうになる
その行為は 女冥利につきるし、彼女の「母性」をも揺り動かし、崩れ落ち、泣いてしまう
白黒の画面が 人妻の心の動きをデリケートに捉え、その葛藤だけでなく 恋する女の美しさも伝えている
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