劇場公開日 1950年6月30日

「殺す側と殺される側の論理」ジャンヌ・ダーク マサシさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0殺す側と殺される側の論理

2021年12月10日
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鑑賞方法:VOD

殺す側と殺される側の論理だなぁ。
やっている事は東條英機とおなじだが、魔女裁判の挙げ句、殉教者として崇め立てられるのは、イングランドの侵略からフランスを守ったからだと思う。一方、東條は東京裁判で裁かれる訳だが、中国やアメリカを侵略した側の頭であり、正当性が高い判決だと僕は思う。東條英機に取っては勿論犬死だったと思う。もし、国を守る事で戦って、その行為が犯罪と見なされれば、ジャンヌと同じ殉教者と言えるかもしれない。まあ、先の大戦で犬死した英霊を祀るのは絶対に駄目だなんて言えないが、犬死だった事は間違いない。犬死を今後出さない為にもそう言った場所は必要だと思う。負の遺産として。

マサシ