「このあとの『バンデットQ』(1981)『バロン』(1988)につながるスタイルやブラックユーモアの片鱗が見受けられましたね。」ジャバーウォッキー 矢萩久登さんの映画レビュー(感想・評価)
このあとの『バンデットQ』(1981)『バロン』(1988)につながるスタイルやブラックユーモアの片鱗が見受けられましたね。
目黒シネマさん「~テリー・ギリアム傑作選~」(2024年8月11日~17日)にて初期作『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975)『ジャバーウォッキー』(1977)、中期作『フィッシャー・キング』(1991)3本鑑賞。
“コメディ界のビートルズ”「モンティ・パイソン」は、今から半世紀前、東京12チャンネル(現:テレビ東京)でタモリさんもテレビ初出演したギャク番組『空飛ぶモンティ・パイソン』を観た記憶が薄っすらとありますが、幼心に「8時だョ!全員集合」とは違う英国のシュールな笑いが理解できず、ずっと食わず嫌い…。
今回の特集上映で初トライ。
因みにギリアム監督は英国人ではなく生粋のアメリカ人。
社会人になってから渡英したようで長く誤解をしておりました。
『ジャバーウォッキー』(1977)
テリー・ギリアムの単独監督デビュー作。
『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975)に続いて舞台は中世。
怪物ジャバ―ウォッキー退治のコミカルファンタジー。ナンセンスでベタなギャグは変わりませんが、このあとの『バンデットQ』(1981)『バロン』(1988)につながるスタイルやブラックユーモアの片鱗が見受けられましたね。
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