「完全に、とことんに、マンガ。」ジャバーウォッキー bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
完全に、とことんに、マンガ。
テリー・ギリアムの長編デビュー作だそうです。見た後で知りました。またぞろ、ルーカス・フィルムによるレストア公開にございます。今んところ外れ率は1/3です。と言うか、3本しか覚えてない。本作鑑賞の結果、外れ率は1/4になりましたw
やっぱりトチ狂ってます。シュールってんじゃなく、曖昧さ無しで明確にトチ狂ってますから!
世界観はナチュラルにディストピア。そうなんですよ。核戦争後でもなく、宇宙人の侵略を受けたでもなく、パンデミックでもゾンビでもないのに。ナチュラルにディストピア。あ。モンスターはいたかw
で、このモンスターがウルトラマン太郎的でして。ウケました。槍一本持てれば対戦しても良い、と思うくらいに怖かったw
原作は「詩」らしく。「詩」の行間をラリった頭で埋め尽くしたら、こうなりまちた!なサイケデリックな不潔ワールド。もうね。とにかく、汚い。役者さんに同情してしまうよ、全くw
いずれにしてもマンガです。ダイナミックマンガです。サイケに逝ってます。デビュー時点ですから、思い切り逝ってますが、メジャー公開も意識してでしょうから、道徳的許容範囲の臨界点にはとどまってます。
おススメは出来ませんが、ラリった頭でひねり出したジョークに付き合ってあげても良いよ、と言う寛大なココロの持主と、同じ様にラリってる方・過去そうだった時期がある方には、壮絶におススメです。
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