「昔懐かしいタイプのひねりの少ない映画(のリバイバル放映)。迷ったら候補作。」ジャバーウォッキー yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
昔懐かしいタイプのひねりの少ない映画(のリバイバル放映)。迷ったら候補作。
今年196本目(合計472本目/今月(2022年7月度)8本目)。
もともとが1977年公開で、今年は4Kリマスター版としての公開ですが、案外公開されている映画館は少ないようです(というより、シネマート系列だけ??)。
ストーリーはここの特集・予告に書いてあるのがもうほぼ全てで、本当に何のひねりもなく、平和に暮らしていたある城下町にモンスターが現れ、それをどうやって退治しようか…という「だけ」、というか、「だけ」というと失礼ですが…、余りひねりがないタイプの映画です。1970年代の映画ってこんなのが多かったんでしょうか??
そういう意味では2時間ほど(105分)とはいえ飽きさせない展開ですし、日本ではDQやFFなどいわゆる「一般的なファンタジーRPG」をプレーしていた経験があれば、ストーリーは本当に一本筋なので混乱する要素もまるで存在せず、この意味ではおすすめかな、というところです(私がみたシネマートの回でも3割埋まり程度でした)。
まぁ確かに、50年ほど前の映画なので、いろいろ表現など古臭い部分もあるし、字幕など妙にわかりにくい点、ほか、なぜかしらこの映画、架空の国であるのに英語を話している(ただし、かなりゆっくりめ)なところ、「何語かよくわからないほど超スピードな人がいたりする」(ただし、英語ではある模様…。準1でも聞き取りができないのでかなり厳しい)など、「今の観点からすると」若干不親切な点も確かにありますが、聞き取りがどうのといっても字幕は(わかりにくいところはあるにせよ)ありますし、ストーリーは本当にわかりやすいので(というか、わからないという類型が想定しづらいほど本当に一本道過ぎ)、迷ったらおすすめ…といっても、シネマート系列くらいでしかどうもやっていないっぽいです。
こういう「古き良き時代の映画」というのは今になっても多くの映画館で定期的に流してほしいな、と思った一作でした。
特に減点対象なり見当たらないのでフルスコアにしています。