ジャック・フロストのレビュー・感想・評価
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悲嘆からの回復
ホッケーの試合を見に行くという約束をしていたが、結局、仕事が長引き身に行けなかった。その埋め合わせにクリスマスを家族で過ごそうと準備をしているところにミュージシャンの父親にメジャーデビューできるかもしれないという話が舞い込む。しかし、メジャーデビューを勝ち取るためにはクリスマスにレコード会社の人たちの前で演奏をしなければいけないということになった。せっかく楽しみにしていたが、結局、一緒に過ごせないと少年はふてくされたまま父親を送り出す。しかし、途中で父親とそのバンドメンバーたちは家族でクリスマスを過ごすことにし帰路につくが、その途中で父親は事故死する。
一年後のクリスマス、少年の「父親と一緒にクリスマスを過ごした」という願いが叶ったのか、父親が雪だるまとして帰ってきた。少しの時間だがやり残したことをして過ごす。父親を亡くしてから学校の成績も下がり、ホッケーもやめてしまう。友達ともあまり遊ばなくなっていた。父親と過ごす時間は少年の心を解きほぐす。ホッケーチームにも復帰できるようになったし、いじめっ子とも心を通わせることができた。少年が少し成長した感じ。
これはまさしく悲嘆ケアだな、と思った。そう、こういうテーマは新しいことではない。ただ病院の医療関係者が関わるということが新しいだけだ。
大切な存在を亡くすことは危機的な状況だからこそ、うまくいったときにこんなに感動するんだろうな~。
クリスマスに号泣したい方に・・・
死んだパパがゆきだるまになってこの世に戻ってくるストーリーなのですが、一時期流行った「ゴースト」の親子版。
少しメルヘンチックな作品といえばぴったりかもしれません。
「バットマン」でシリアスな演技を見せるダイアン・キートンがバンドのボーカルでがんばった演技を見せてくれます。
奥さんのケリー・プレストンも非常にかわいい女優さんです。
また、子役がサイコー。本当に演技がうまくて涙を誘います。
クリスマスのファンタジーとして涙を思いっきり流したい方へ。
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