「56年に同じ原作の『赤い崖』という映画が作られているらしい。」死の接吻(1991) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
56年に同じ原作の『赤い崖』という映画が作られているらしい。
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最初からジョナサン(ディロン)が犯人だとわかる設定。誰にも知られずジョナサンと婚姻届を出そうとしていた矢先のことであった。屋上の手すりに座らせ、落す・・・おぞましいショッキングなシーンで始まるのだ。
妊娠していた事実、結婚を夢見ていたと思われるメモ、そんなドロシーが自殺するわけないと双子であるがゆえに納得がいかなかったのだ・・・しかし調査を始めたのは一年後。交際していた男を知ってるかも、と調査を手伝った大学の同級生が殺された。そして前半、早くもジェイソンはエレンと付き合っていたのだ・・・というサプライズ。
もう一人殺して、エレンとめでたく結婚。カールソン家に見事に入り込んだジェイソン。第二の殺人事件で刑事が訪ねてくる。ヒッチコックの『めまい』を見ているエレンも印象的。
ストーリーは面白いし、ジョナサンの怖さも伝わってくる。しかし、ショーン・ヤングの緊迫感がまるで感じられないのは失敗。彼女よりも観客のほうがハラハラしていたんじゃないでしょうか。それでもラストの列車にはねられるシーンにちょいとエキサイティング。すごいシーンだ。
○1991年ラジー賞主演女優賞(ヤング生きてる方)、助演女優賞(ヤング死んでる方)
【2008年ケーブルテレビにて】
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