「.」さまよう魂たち 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅(CS放送)にて鑑賞。原題"The Frighteners"。R.ゼメキス製作総指揮、贔屓のP.ジャクソン監督・(共同)製作、脚本作。複雑な設定や構成がよく纏まっており、厭きさせない。万人受けを狙ってか、ゴアシーンもごくごくマイルドに薄められ、ビジュアル面を含めそれぞれの役柄や“死神”の容姿等ステロタイプを多用している。ゼメキスや監督お得意のCGも違和感無く頑張っている。ストーリーや画面等、想起する他作も多いが、オリジナル性も高い。ただ判り易くする為かこじんまり纏まった印象が残念。70/100点。
・冒頭でM.J.フォックスの“フランク・バニスター”運転のボルボが白い垣根にクラッシュするのは、デロリアンでの『バック・トゥ・ザ・フューチャー('85)』、ポルシェでの『ドク・ハリウッド('91)』を想起した。G.メイジャー、息子のB.ジャクソン等に混じって、監督自身もカメオ出演していた。
・やはり“パトリシア・アン・ブラッドリー”のD.ウォーレス=ストーンが佳い。他に物語の要“ジョニー・チャールス・バートレット”のJ.ビジーや端役乍ら若かりし“パトリシア”を演じたN.クリフが印象に残った。
・鑑賞日:2012年6月15日(金)
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