「アルコールは怖い」酒とバラの日々 ツネさんの映画レビュー(感想・評価)
アルコールは怖い
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・自分自身が酒での失態から酒をやめて5年ほど経つけれど、公開時の1963年からアルコール依存症の自助会がある事に驚いた。自分は登場人物のような入院するとかまでじゃなくて酒をやめているけれど、主人公のジャックレモンや諭していた人が、酒におぼれた生活と酒をやめた生活は全然ちがうというセリフが、当時の自分には多分響かないだろうなと思った。多分、この映画を観た後にもがぶがぶ飲んでいただろう。また、奥さんが寂しい寂しいと言って飲んでいたのもよくわかる。とにかく酒だけしか孤独を癒す術がないという感情に呑まれていたのを思い出すし、今も孤独感はあるけど、その増幅器としての酒がないだけましという感じかと思う。とにかくアルコールは恐ろしいという事を改めて思った。
・ラスト、奥さんがどうしても酒をやめたくなくて家族を捨てていくのが衝撃だった。
・酒に酔った演技が本当に酩酊しているように見えて凄みがあった。
・個人的には自らの過去を観ているような気分になり、若干しんどい気持ちになった。
・前半であんなに美人の女性と恋仲にスムースになる辺りが眠くて仕方なかった。
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