この胸のときめきのレビュー・感想・評価
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心臓移植が愛を救う
ゴリラの新居の完成を待たずに交通事故で・・・建設会社で働く夫ボブも傷心状態で工事が延び延びになってしまった。
ボブとの出会いよりもゴリラとの出会いの方が運命を感じてしまった。それに祖父たちイタリア系じいさん4人衆が面白い。いつでも好きな歌手を言い合っているところが素敵だ。
ミニー・ドライバーがヒロインだなんて、ちょっと似合わないな~などとも感じたけど、手術前の病弱なところと元気になったところの対照的なのがいい。
衝撃の事実を知ってしまったグレースは即座に身を引くところも優しさがあるし、しばらくしてローマまで追いかけるところもいい。ドナー提供者は秘密にしなければならないことが恋に落ちた原因になるのだけど、その辺りを優しく描いているのも女流監督らしいところだろうか。ボニー・ハント自身もアドバイスを与える役としていい演技をしている。
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楽しいことは、いいことだ。
いかにもわざとらしい話なのだが、全体的な雰囲気が楽しい。
どちらかというと暗くなりがちな臓器移植を扱った作品なのだが、登場人物の明るさがそれを一掃している。
ミニー・ドライヴァー独特の陽気さもピッタリで、なんとも温かい気持ちにさせてくれる。
それ以上に脇役の老人たちが純粋で楽しい。
ストーリーは誰でも考えつくような話で、単に話だけとなるとひねりもなく面白みに欠ける。
ただ、陽気な雰囲気で、見終わったとき少しだけ温かい気持ちになれる。
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