劇場公開日 1996年5月18日

「ボギーが凄い!サスペンスを堪能しました」孤独な場所で グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ボギーが凄い!サスペンスを堪能しました

2012年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

興奮

殺人容疑をかけられた脚本家ディクソン。事件を通して新人女優ローレルとの仲を深めていくのですが…。
恋愛模様も切ないサイコサスペンスを堪能しました。「理由なき反抗」のニコラス・レイ監督、1950年の作品です。

深い闇を抱えるディクソン、演じるハンフリー・ボガートが素晴らしかったです。いつものボギーのタフな印象に加え、すがるように恋愛にのめり込んでいく男に浮かぶ狂気の表情、凄いです。
ディクソンの本性が見えてくるにつれ、深まる疑惑。ローレル役のグロリア・グレアムの名演もあって、緊張の連続でした。

60年前の作品で、監督と脚本家が「お前はリメイクばっかりだ」なんて悪態つきあってるのはちょっと面白かったです。今や2度目3度目の時代…。

グッドラック