劇場公開日 1985年3月2日

「コットンクラブの表裏(光闇)を垣間見ながら、ショーの観客気分・ほろ酔い気分でたのしめる」コットンクラブ ユッキー ウッキー(略して ユキウキ)さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 コットンクラブの表裏(光闇)を垣間見ながら、ショーの観客気分・ほろ酔い気分でたのしめる

2025年7月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

幸せ

ドキドキ

ゴッドファーザーでマフィア暗黒世界を
じっくりニ度も描いたコッポラが、
今度は大人の優雅で豪華な社交会を舞台に
三度目・マフィア界を絡め、
その化学反応を試した?意欲作、実験作とでもいいましょうか。
(結局ゴッドファーザーパート3[四度目マフィア界]も本作後に製作するわけですが)

1920年代、1930年代のニューヨーク、
ダンスミュージックショーを披露する
コットンクラブでの男と女、兄弟、パートナー、白人黒人、煌めくショービジネスと闇社会、権力と新勢力などを取り上げ、まぶしながら進む物語。

常にアダルト、パワフルなダンスが醸され、ミュージックが奏でられ、コットンクラブの表・裏(光・闇)を垣間見ながら、時には観客気分、ほろ酔い気分で充分にたのしめますよ。
優美な気持ちになれるので星満点🌟

見て思ったエトセトラ、

●オープニングから女性たちによる華やかでムーディーな一流の踊りにはワクワクさせられます。

●OP映像と交互に表示されるクラシックで洒落たフォント・デザインによるスタッフクレジットもGOOD👍
コッポラは優秀なデザイナーを抱えてますね。
(最新作メガロポリスのエンドクレジットも見事なフォントとデザインレイアウトでした。
トップオブトップのクリエイターはあらゆるところで手を抜かないし、しっかり目が光っているなぁ)

●男と女が、男の実家で乾杯してからのKISSシーンは、なかなかイイ感じの演出でした。
壁にゆらめく赤い閃光模様が美しかったぁ〜。
映画って、すきなシーンひとつ、ふたつ
あれば、それでもうシアワセですよねっ

●マフィア濃度とダンスショー濃度の
バランスや、全体をつらぬく串刺しコアの
掴度がなかなかむずかしいのですが、
まあ、そこはお好み次第ってことでしょうか。
てへっ ^_^

ユッキー
kossyさんのコメント
2025年7月28日

ダイアン・レインと言えば、映画よりもCMでの彼女が印象的でした。
それから嘉門達夫の「勝手にシンドバッド」の替え歌も・・・

kossy