「敵のボスが気の毒」続・荒野の七人 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
敵のボスが気の毒
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無法者集団が村の男をさらって強制労働に従事させ、非常に迷惑なのだが、それは教会を作るためであり、その教会は無法者集団のボスが自分の息子を弔うためでもある。息子はユルブリンナーと闘って雄々しく死んだと思いこんでいるが、母親似で男らしくなくみっともなく死んでしまったのが真相だった。そんな事情で教会を作ってそこに村を作りたいとビジョンを打ち立てている。ちょっと話が通ればむしろ喜んでもらえるような提案なのに、無法行為でゴリ押ししているところはボタンの掛け違いでしかなく、全体的にボスが気の毒でならなかった。
そのため、アクションシーンがどんなに迫力があっても悲しい気持ちになる。
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