「トラボルタ鑑賞映画」ゲット・ショーティ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
トラボルタ鑑賞映画
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「パルプフィクション」でやくざを演じたトラボルタと「フレンチコネクション」のジーン・ハックマンとくれば派手なアクションやサスペンスを期待してしまうが肩すかし、映画好きのやくざが自分の話の映画化を目論んで奮闘する様を描いたシニカル・コメディでした。
やくざと金に困ったプロデューサーが意気投合、ヒットが狙えると動き出す、日本でも芸人の反社連中との交流が取り沙汰されたばかりだし、芸能や興業の世界では裏稼業の連中と持ちつ持たれつで来た側面も否めない。善く解釈すれば業界体質への皮肉もあるのだろうが響きは薄い、では何が面白いかと言われれば映画通が観れば受けるようなくすぐりがエッセンスなのだろうが、これまた例示やセンスが古くてピンときませんでした。ただ、やくざのジョン・トラボルタがダニー・デヴィートに脅しの目芝居を指導するシーンは面白かった。
トラボルタは当初、オファーに余り乗り気が無かったようですがタランティーノに勧められたようです、結果、クールな演技が評価され賞もとったので大成功でしょう。
全般に盛り上がりに欠けるしテンポも遅くヤキモキ、トラボルタの熱烈ファンでもないので期待外れといった印象でした。
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