ゲッタウェイ(1972)のレビュー・感想・評価
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逃亡劇における夫婦関係
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 65
この時代にCGなどない。だから当然カー・アクションも車が簡単に空を飛んだりはねたりするのではなく、実際に走らせぶつけている。そんな現実的な映像がゆえにかえって迫力が増してのめりこめるということもある。それは銃撃戦も同様。
物語は展開が忙しくて退屈しない。悪いことしている大物が出てくるし、妻の秘密も出てくるし、意外な窃盗にも会うしで、追跡者に警戒するだけでない逃亡劇が見られる。それほど複雑な物語でもないのだが、マックイーンと妻との関係も含めてこの後どうなるのだろうかという緊張感があって見応えがある。
理解に苦しむ存在なのが、追跡してくるルディの女になるサリー・ストルーザーズ演じるフラン。途中で会った獣医クリントンとその妻であるフランを脅迫して無理やり連れてきたと思ったのだが、旦那を簡単に捨てて目の前でルディとベッドを共にしたりわざと旦那を馬鹿にした態度をとってみたり。このわけのわからなさは何なのだろう?この時代だからこんな頭のいかれたヒッピーみたいな存在が流行っていたのかな。
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