続・激突!カージャックのレビュー・感想・評価
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「激突!」の続編ではありません‼️
「続・荒野の用心棒」や「サスペリア2」と同じく、まったくもってシリーズものではないのに、日本の配給会社によって「続」と名付けられ、混乱を招く作品‼️他人に預けた自分の子供に会いに行くため、パトカーをカージャックした脱獄犯夫婦の逃避行をアクションたっぷりにコミカルに描いた作品です‼️ヒロインのルーは、子供への思いを楯にした人騒がせで身勝手な女なんだけど、ゴールディ・ホーンが演じるとその明るさと可愛らしさが観る者の共感を呼ぶからホントに不思議‼️ガソリンスタンドでゴールドスタンプを欲しがったり、ガス欠、トイレ騒動、野次馬の歓迎などを経て、凄まじいラストのカーアクションへ‼️「激突!」が一対一だったのに対し、今作では一対100‼️50台あまりのパトカーがクラッシュする一大クライマックス‼️さすがはスピルバーグ監督‼️「激突!」には及ばないけど、後の天才ぶりをこの劇場デビュー作で既に発揮してる‼️
才能を感じずにはいられない
非常に才能を感じさせるショット・カメラワークの数々。
当時これを見た巨匠たちは凄い新人が出てきたと思ったことだろう。カメラワークが面白いなあと思いながら 真ん中まではそれだけで楽しめる。絵が全て良い。カメラと、そしてやっぱり優れた映画監督はみんな共通の特徴として音楽の使い方がうまい。
カメラワークの面白いところで1つだけ 例を示しましょう。 ちっちゃい子供が犬と遊んでるシーン。黒い犬の前にパトカーが横からから入ってきて そのパトカーをフォローしてカメラが止まる。 画面いっぱいに黒いパトカーが映り込む。 そうすると黒い犬とのモンタージュ効果が出て黒い パトカーが何かの忠実なしもべのように見える・・・
登場人物が少ないし、人間ドラマもあんまり・・というかほぼないので途中からかなりダレる。・・脱走犯を勝手に狙撃しようとするおっさん達が現れたのに驚いた。この時代まで アメリカはそんな感じだったんか?!・・・
で、終盤でまた盛りかえす。人間ドラマも出てきて 面白くなる。そして ラストシーンがとても美しい 。
この映画はスピルバーグと同じ時代に生きる映画ファンなら絶対観なきゃダメ!・・ そう感じさせてくれる映画だった
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