「明日は我が身だ、気を引き締めろ。」狂ったバカンス バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
明日は我が身だ、気を引き締めろ。
スパーク祭三本目。
いやいや、無邪気な女子の罪深さに拍車が
かかっております。
16歳って設定がチト引きますが
(日本では条例が!)まぁ、それは横に
置いておきまして。
魅力的な年下女子に翻弄される
39歳子持ち離婚中年男のお話でございます。
女性の口説き方を自慢するプレイボーイが
まークルクルと16歳のスパーク様に、
若者達に振り回され、からかわれと、、、。
あまりに気の毒で辛くなるほど。
でも、おじさん。張り合うんだよな。
何度騙されても立ち向かって行くんだよな。
戦争経験世代は強いのか?
はたまたプレイボーイのメンツか?
いやいや惚れた弱みでしょう(笑)
その様がおかしすぎます。
スパーク様故に振り回されることに
圧倒的な説得力が生まれてますから
何度繰り返しても、
「だよなぁ〜」
って、おじさんに同情です。
仕方ないです、あんな雰囲気になったら。
あんな魅力的な表情をされちゃ。
このおじさんが若者バカンスに巻き込まれて
いくクダリは秀逸ですよ。
大人なプライドと恋心を突かれて
転がる石のように落ちていくんですもん。
脚本書いた人イジワル好きだろなー。
あれよあれよとドツボにハマっていく感じは
テイスト変えたらホラーになりまっせ。
ケラケラと笑って観てましたが、
いやー、本作は教訓ですよ。
若い子にチヤホヤされて、もしかして?
なんて色めきたってはいけないって。
ただの夏の戯れを本気にしたら、、、
涙でハンドル濡らすハメになっちゃう
季節は、夏は、通り過ぎるもの。
でもなぁ、夏が終わる、、、って
遠い目で決着つけられてもなー。
おじさんは、燃え易く消えにくいんです!
良作コメディでした。