金星ロケット発進すのレビュー・感想・評価
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当時は謎だった金星
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初めて金星探査ロケットが打ち上げられたのは映画公開と同じ1961年、スプートニク7号でしたが途中で故障、実際に初めて観測に成功したのはアメリカのマリナー2号(1962)でした。今でこそ金星は462°C、大気はCO²で92気圧、硫酸の雲に覆われた死の星と知っていますが公開当時は金星の実像はつかめておらず金星人がいたとしてもよかったのでしょう。
なんと金星人のロケットが大気圏で爆発、ゴビ砂漠に落ちた残骸を解析すると地球核攻撃の途中だったという、かくして調査隊が急遽金星に向かうことになりました・・。
金星についてみれば金星人は見当たらず核戦争で自滅した後でした、映画の最後でも我々は金星人の愚から学び平和を守らなければなりませんと締めていました。
まあ、半世紀以上前のSF映画ですから造作が陳腐に見えるのは仕方ないでしょう、オメガというキャタピラーロボットが出てきます、スターウォーズのロボットに先駆けていたのは立派ですが顔が不気味。驚くのは日本人の谷洋子さんが女医役で出ていたことくらい、筋書も成り行き任せで合点がいかないことばかり、まあ、古典の勉強くらいにはなるでしょう・・。
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