救命艇のレビュー・感想・評価
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ヒッチコックファンであっても、観ないないでよろしい。
まあ、観ないでもいいということがわかったことが観た価値かな。これはヒッチコックの映画というより。まあ、映画会社とか。政府に与えられた仕事だろうなあ。あるいはスタインベックの原案は当局によって捻じ曲げられたか?ドイツ人の死に際に非常に無理があってどうにもおかしい。このようなプロパガンダ映画を見て感動してるような人は、戦争が始まったら即刻、政府によって洗脳されることでしょう。そして戦争が終りばマスコミによってまた刷り込まれる。しっかりしてくださいな。
ヒッチらしいといえば、そこそこ脚本構成がまとまっていて、クライマックスが盛り上がった。海の上での撮影をどうやってリアリティを出したのかよくわからない。もしかして、舟を何かの上に載せて、でかい機械で揺らしたのかな?クライマックスのでっかい船がせまってくるところとか。それが爆発するところもうまくとれていて、本物にしか見えなかった。ヒッチコックらしいカメラが面白かったところといえば?・・・新聞紙を破って指がつき出てくるところですね。あの一瞬だけがちょっと映像的に面白かった
『同じ人間なのか』 『ガスと母子だけが知っている』
『同じ人間なのか』
『ガスと母子だけが知っている』
この映画に出演している人達も、今や、ガスや母と子と同じ運命になっている。つまり『ナチスが同じ人間かそうでなかったか』を知っているって事だ。
この女性は重慶の空爆にも合っている。
ナチスドイツと同じ運命をたどった日本人に対しても『同じ人間か?』と考えていたのだろうか?
この映画は1944年1月12日にアメリカ公開のようである。その2ヶ月後に東京は焼け野原になる。つまり、人間と見ていなかった人達もいたと言うことなのだろうか?なんか悲しくなる。
さて、カメオ分かりましたか?
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