劇場公開日 2025年10月17日

「90年代のリアルなティーンエイジャー」KIDS キッズ りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 90年代のリアルなティーンエイジャー

2025年10月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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知的

アメリカ・ニューヨーク、夏の暑い日の午後。テリーはいつものように、女の子の処女をモノにしたことを自慢しながら、友人達とたむろしていた。一方、ルビーの家に集まったジェニーら5人の女の子たちも、セックスの話ばかりしていた。経験豊富で無防備なセックスを楽しんできたルビーらは、自分の体験談を語り盛り上がっていた。ジェニーは、バージンを奪ったきり連絡もよこさないテリーに憤りを感じていた。コンドームを使わず何度もセックスをしていたためHIV感染を心配してたルビーは、ジェニーを誘い検査を受け、その結果を一緒に聞きに行った。テリーと1度だけのセックスしか経験のないジェニーだったが、検査結果は陽性だった。たった一度、たったひとりとのセックスで、突然、死の宣告を受けることになったジェニーは、テリーにこの事実を伝えようとした。しかし、自分がHIVキャリアであることも知らないテリーは、新たなバージンの子を誘い出し言葉巧みに彼女の処女も奪っていた。そんなセックス、酒、タバコ、ドラッグ、オヤジ狩り、エイズ、なと90年代のニューヨークのティーンエイジャーたちの現実をリアルに描いた作品。

確か1990年代の初め頃ってエイズ(HIV)感染で多くの人が亡くなり、治療法も無い不治の病、って言われてて不安になってた時期だったな、と思った。
クイーンのボーカル・フレディマーキュリー以外にも多くの著名人がエイズで亡くなっていた頃だ。
その当時は予防法としてはコンドームの使用くらいしかなく、しきりにコンドームの使用をPRしていたように記憶している。
脚本を当時19歳だったハーモニー・コリンが書いたとの事だが、大人じゃなかなか書けないようなセリフがリアルだった。
ジェニー役のクロエ・セビニーは綺麗だった。

りあの