KIDS キッズのレビュー・感想・評価
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やっと鑑賞にこぎつけた
95年か96年かの公開時に若者の間でとても流行っていたので鑑賞したかったのですが、見逃してしまい、やっと鑑賞にこぎつけました。配信はされなさそうだし、見逃したままにしなくて良かった。
若者のセックスライフが延々と続くストーリーでしたが、テンポが良かったせいか飽きずに鑑賞できました。刹那的なセックス、HIV感染、暴力、アルコール、ドラッグなどがテーマなので虚しいです。でも当時、こういう闇を語らずに力を抜いたドキュメンタリータッチのアート作品は新しかったと記憶してます。それに、この虚無感よ。
本作から、ガス・ヴァン・サントの“エレファント”やハーモニー・コリンの“ガンモ”が生まれたと思うと、やはりとしか言いようがないですよね。
ティーンエイジャーを通して壊れゆくアメリカを示唆していましたが、当時のティーンエイジャーが初老になった現在、アメリカの壊れっぷりは当時の不良よりも全然酷いと思いますね。今やドラッグ中毒者はゾンビですし、まともな人でも病んでる人が多そうです。
凄い映画で言葉が出ない
KIDSを観たが、凄い映画。言葉が出ない。アメリカの90年代の若者文化を知る事ができた。今のアメリカ社会、若者文化はどうなのか。逆に新しいKIDSを観たい気がした。内容は凄いし言葉が出ない。よく、再上映できたし、そりゃあ配信がない訳だ。
90年代のリアルなティーンエイジャー
アメリカ・ニューヨーク、夏の暑い日の午後。テリーはいつものように、女の子の処女をモノにしたことを自慢しながら、友人達とたむろしていた。一方、ルビーの家に集まったジェニーら5人の女の子たちも、セックスの話ばかりしていた。経験豊富で無防備なセックスを楽しんできたルビーらは、自分の体験談を語り盛り上がっていた。ジェニーは、バージンを奪ったきり連絡もよこさないテリーに憤りを感じていた。コンドームを使わず何度もセックスをしていたためHIV感染を心配してたルビーは、ジェニーを誘い検査を受け、その結果を一緒に聞きに行った。テリーと1度だけのセックスしか経験のないジェニーだったが、検査結果は陽性だった。たった一度、たったひとりとのセックスで、突然、死の宣告を受けることになったジェニーは、テリーにこの事実を伝えようとした。しかし、自分がHIVキャリアであることも知らないテリーは、新たなバージンの子を誘い出し言葉巧みに彼女の処女も奪っていた。そんなセックス、酒、タバコ、ドラッグ、オヤジ狩り、エイズ、なと90年代のニューヨークのティーンエイジャーたちの現実をリアルに描いた作品。
確か1990年代の初め頃ってエイズ(HIV)感染で多くの人が亡くなり、治療法も無い不治の病、って言われてて不安になってた時期だったな、と思った。
クイーンのボーカル・フレディマーキュリー以外にも多くの著名人がエイズで亡くなっていた頃だ。
その当時は予防法としてはコンドームの使用くらいしかなく、しきりにコンドームの使用をPRしていたように記憶している。
脚本を当時19歳だったハーモニー・コリンが書いたとの事だが、大人じゃなかなか書けないようなセリフがリアルだった。
ジェニー役のクロエ・セビニーは綺麗だった。
色々と刺激が多くて飽きずに観ることはできます
90年代半ば NYの様々なリアル
これが当時の…
Supremeが全面協力した映画
ヤりたい盛り
駄話の如く男側と女側からの下ネタの応酬、アレくらいの歳なら許容範囲内、、にしてもクソ野郎過ぎて共感出来ない若者像。
この後にラリー・クラークが写真家であることを知ったし一貫してリアルな若者像を撮り続けるスタイルは廃れずに、ハーモニー・コリンの映画監督としての存在感、クロエ・セヴィニーはクセのある女優に、ハロルド・ハンターは90年代ニューヨークのスケートアイコンとして伝説に、ジャスティン・ピアーズも逝ってしまった。
やはりG・V・サントの目の付け所とセンスの良さ、あらゆるカルチャーの先駆的な人物が揃い踏みな本作の新たな時代の不良像。
キャスパーを筆頭に黒人を集団リンチ、そんな酷い場面に流れるのはダニエル・ジョンストン、お陰で和めてしまうギャグ的な!??
90年代以降、あらゆる青春映画的な傑作も最近を含め、本作の堕落した不謹慎さを超えるのは、まだ無いかなぁ、と久々に鑑賞して思った。
これなら写真集でいい。
映画として見たらやっぱり駄作かな。切り取った美しさはありながら。
映像作品として評価したらいいんだろうけど、映画は画だけでは要素としては足りない。
たぶんこの作品の一番の欠点は「時間」を意識していないところ。流れではなく断片の寄せ集めに終始している。これなら写真集でいい。画にインパクトがあるしパラパラと眺めるには優れた作品になっただろう。
他、とくにないかな。
思ってたより…
よくファッションデザイナーなどが影響を受けた映画として本作を挙げることが多く、かなり前から気になっていたのでDVDを購入し鑑賞。予想以上に生々しい描写で驚いた。
ストーリーは単純で、HIVが流行した時代で若者が性行為と薬物乱用を繰り返すというもの。
まず、男のキャラクター全員は頭おかしくてマリファナやってラリって、軽い犯罪も犯しながら、頭は性行為のことしか考えていないってことだけが本作を通して伝わる。そこには人間関係のいざこざも特に無く、HIVってものが影に潜むってことだけが描かれる。
その性行為の描写と小さい子供が薬物をやってる描写から、現代ならコンプライアンス的に絶対に製作できない映画だと感じた。
本作は製作総指揮がガス・ヴァン・サントってこともあって、事実を綴ったドキュメンタリー映画と捉えれば、「エレファント」に似ているのかもしれないが、あの映画からは何かしらキャラクターの感情の変化が汲み取れたし、何しろ演出にこだわりを感じた。その点、本作は若者が欲望によって堕落した生活を送っているのを描いてるに過ぎない。
ただ、このような映画は今まで見たことも無かったし、若者の生態をリアリティを追求して描いているという点では評価するべきなのかもしれない。よって、評価は完全に分かれるように思える。
ファッション関係者が本作を評価するのは、ストリートファッションの根源が本作に出てくるような若者たちであり、彼らの自由で自然な生き方とマインドに何かしらの共感とリスペクトがあるからであろう。
正直、本作を見て映画を鑑賞したという気分にはなれないが、80分を通してユースカルチャーを学ぶという考え方をすれば悪くは無いのかもしれない。
見たい所見せてくれない
2025年劇場鑑賞294本目。
エンドロール後映像無し。
入場特典にコンドームもらったのですが、この映画に限ればこれつけりゃいいってもんでもない気が。御高齢の方も観に来ていましたがどうすんだろこれ。まぁ自分も予定ないけどね!
処女狩りを趣味にしているクズが主人公で、その被害にあって一発OUTでHIV感染した少女がそいつを探して街を駆け回ります。
12歳とのSEXや、HIV感染に感染している事が分かったクズのリアクションとか、見たいものは全く見せてくれないのでカタルシス全くなく、ただクズにムカつくだけの映画でした。
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