「ジュリエット・ルイス」カリフォルニア(1993) kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジュリエット・ルイス
トレーラーハウスに住むアーリー・グレイス(ブラピ)と彼を盲信しているアデリーン(ルイス)。片乳を曝け出すジュリエット・ルイスが眩しい。
2人が同乗してからはロード・ムービーとなるが、ブラピとジュリエット・ルイスが頭の足りなさそうな雰囲気を上手く演じていて笑わせてくれる。そして語り手でもあるブライアンがまじめに「殺人者と普通の人の違い」を語っている様子もシニカルで面白い。なにしろドライブに出かける前に大屋を殺し放火していたブラピだったのだ・・・ガソリンスタンドで「次は君が払え」と言われて、トイレでおっさんを刺し殺すアーリー。やがてカーセックスを目撃し、彼の野獣性に気づいたキャリーは彼を降ろそうと主張するが時すでに遅し。人殺しの現場を見せられ、ニュースによってアーリーが指名手配されていることを知る。
ネバダの廃屋で警官2人を撃ち殺し、ついに殺人鬼の本性を見せるアーリー。しかし、ここからの演技はちょっと弱くなってしまう。この翌年に『ナチュラル・ボーン・キラーズ』でまたもやクライム映画に出演するジュリエット・ルイスの演技はよかったけど、ブラピがもっとキレてくれたほうが良かった。なぜ殺人者となったかわからないほどだったと述懐しているところから、そのままのほうが良かったのかもしれないけど・・・
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