カラマーゾフの兄弟(1968)のレビュー・感想・評価
全2件を表示
橇は最後右に曲がった。
クリックして本文を読む
何人かの登場人物を省略して、主要人物を絞り込んで、オリジナル(原作)のストーリーを映画に代えている。
橇は最後右に曲がった。罪と罰のソーニャと同じ道をグルーシェンカは選んだ。映画はギリギリそれを描いている。
原作にあったか?
それだけで、この映画を傑作と称する。
コメントする (0件)
共感した! (1件)
重いテーマの映画でしたが、見る価値はあります。
クリックして本文を読む
ドストエフスキーの世界的名作をまだ読んでいなかったので、NHK BSで3部作を3日間に分けて放映されたものを録画して、2日間かけて鑑賞しました。全編5時間に近い大作です。 個性や宗教観の異なるカラマーゾフの3兄弟が殺される父親や本性で?騙し騙される女たちとの葛藤をシェークスピア並の台詞で当時のロシアの時代を背景に重く表現してます。西洋文化を理解する上である程度以上のキリスト教の理解が必要と思いますが、この映画は現代にも通じる永遠の問題提起をしているのでは、と思いました。それにしても、重い台詞の意味をよく考えようと思っても映画は止まってくれないので、機会があれば、原作を読んでみようかと思いました。 こういう映画を見た後には、軽薄な?ハリウッド映画は見る気にはなりませんね。
全2件を表示