カラー・オブ・ハートのレビュー・感想・評価
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果たしてこれは良いことなのか…?
白黒のテレビドラマの…平和だけど退屈な世界『プレザントヴィル』に入り込んだ兄妹が世界を色づかせていく… これを初めて観たのは中高生の頃。 純粋で平和、健康的なプレザントヴィル。 他のことは知らないかもしれない。 世の中には楽しいことがある。 おいしいものもある。 危険だけど刺激的なものもある。 現代の価値観に当てはめれば、そこは少し退屈な世界で、色付くことで感情豊かになる登場人物たちを見て、これは素敵な変化であると信じて疑わなかった。 鮮やかに華々しく変わる素敵な世界それが当時の感想だったと思う。 しかし、今見直してみて、これは本当に正しいことなのだろうか?という疑問が湧いた。 感情を抑圧した社会が良いとは思わないが、『プレザントヴィル』は純朴で誰も抑圧されているわけではない。 彼らは彼らの中でより良く生きていたのに、突如として外からやってきた兄妹によってその価値観が勝手に染められていく。 その様子に少し背筋が寒くなった。 例えるなら外来種によって既存の生態系がまるっと塗り替えられてしまうようなものじゃないのだろうか?
猫の救助しかしない消防隊には笑った。
最初は面白かった。アイデア、設定が全てであって、訴えるものが何もないような薄っぺらい展開となったのが残念だ。SFではなさそうだし、ファンタジーとしても中途半端、コメディ部分は前半のみ、一体何が言いたい映画なんだろう。ジョーン・アレンが助演女優賞を取ったのはオナニーシーンの効果なんだろうな。
これを見てあなたがどう思うか
やっと見れました! んですが、、思った以上に重い!苦笑 設定は「白黒テレビの世界に迷い込んでしまう」ということで非常にコミカルなんですが、カラーと白黒の違いを"思想"や"人種"の違いに比喩してしまった点。 これがダメだった。 この映画を作った人は、きっと相手に自分の考えを押し付けるタイプの人間なのだろう。 細かいシーンが非常に不可解で不気味だ。 え?なんでそこで笑うの? とか なにがしたいの?という場面があり、どこか「トゥルーマンショー」のあの不気味さと似ていた。
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