「喰う前にやってはいけないことがある⤵︎」金持を喰いちぎれ カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)
喰う前にやってはいけないことがある⤵︎
この過激な映画チラシのコピーを読めば、描くことは何もなくなった!
パンクなだけで、不毛やなぁ
だから今も進歩していないのかも知れない。
いや、悪くなっている。
)^o^(
イギリスのコメディ集団「コミック・ストリップ」のピーター・リチャードソンが監督・脚本を手がけ、
社会の最上位と最底辺の対決を過激かつ風刺を込めて描いたブラックコメディ。
製作から36年の年月を経て、なぜ今これがリバイバルされるのか、まったく不明!
しかし、あらゆる物事が〈ふつう〉〈平均〉に落ち着こうとする現代において人類が忘れしまった“何か”をこの映画で再確認できるに違いない!
1980年代、パンク・ムーブメントを力ずくで押さえこみ社会保障カットとフォークランド戦争で大英帝国を再建した剛腕サッチャー政権下、生活苦に耐えきれなくなったイギリス国民がついに立ち上がった!
一部の金持ちだけが優雅な生活を謳歌し、庶民ばかりが苦しむ世の中を痛烈批判。
海外のキャッチコピーは「おまえが食べているのはおまえだ!」。
ロンドンの高級レストラン「バスターズ」でウェイターとして働くアレックスは、
客や上司にいびられクビになってしまう。
一方、粗暴だが実行力のある上流階級の内務大臣ノッシュは、
ソ連のスパイである英国情報部司令長官が仕組んだ女性スキャンダルの罠にハマるが、ノッシュのもとに送り込まれた高級コールガールは彼の子を妊娠。
社会の最底辺に堕ちたアレックスは仲間たちとともに「バスターズ」を乗っ取り、
店名を「イート・ザ・リッチ」と変えて金持ち相手にミンチ肉料理を出すようになる。
ロックバンド「モーターヘッド」が音楽を手がけ、その中心人物レミー・キルミスターも出演。
さらにポール・マッカートニー、「ザ・ポーグス」のシェイン・マガウアンらミュージシャン、俳優、モデルらが多数カメオ出演している。
カメオ出演は、
俳優や歌手・監督・漫画や小説などの原作者、時には政治家やスポーツ選手などがゲストとしてとても短い時間、映画やドラマ・アニメ・舞台に出演すること。
遠目からでもはっきりと分かる装飾品のカメオからそう呼ばれるようになった。
日本国外では単に「cameo」と呼ばれることもある。