片目のジャックのレビュー・感想・評価
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人種差別感が無いマーロンブランド主演・監督の西部劇
マーロン・ブランドの唯一の監督作品とのこと。 特に傑出した点は見当たらない西部劇だが、ストーリー展開も面白く、まあ楽しんで見れた。マーロン・ブランドが大事な腕を痛めて、リハビリを数ヶ月行い射撃練習に励むところは興味深い。また復讐を諦めてヒロインを迎えに行ったのに捕まってしまう展開や、牢獄からのはったりをかました脱出劇も面白い。 メキシコ人への人種差別が強く見える昔の相棒とは対照的に、メキシコ娘と恋に落ちる展開、マーロンブランドの有色人種好き、人種無差別感覚は時代を先回りしていたか。まあマーロンブランドは魅力的だが、カッコ良さを見せようとしている姿が何となく見えてしまうのは、今一つな気がした。自分が監督しているマイナス面が少々出てるかも。
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母性本能をめちゃくちゃにするマーロン・ブランド。
母性本能をめちゃくちゃにする彼の仕草を観ているだけで満足な作品です。 なぜ彼は、エデンの東のキャルを引き受けなかったんだろう。
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マーロンブランドの瞳は深い。ティーエイジの哀しみを漂わせて僕を見るなよ
地獄の黙示録の無様に太り切ったマーロンブランドしか記憶に残っていなかった。 しかし、まあ、こんなにしなやかに身をこなす俳優だったとは思わなかった。 あの頃はよかった・・・そんなこたぁ言いたくはないけれど、裕次郎が石原裕次郎でなくなったように人は歳をとると人柄が心身に溢れ出すのだろう。 最後の最後まで、マーロンブランドは片目にならないし、どうするのかとやきもきした。 そして。ラスト近くでその意味が分かった。 哀愁に充ちたマーロンブランドはフォルスターを身に着けずに早打ちを見せてくれるし、西部劇にしてはスタイリッシュすぎるストーリー展開だった。 リアルタイムでこの映画を観なかったことを悔やんでしまった。
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